第5回「あったかトーク」を開催しました!

[ 活動報告リポート ]

【2015/06/22】 第5回「あったかトーク」を開催しました!

6月21日(日)に「あったかトーク2015」を開催しました!
早いもので今回で5回目の開催です。

いつも大変興味深いお話しが聞けると大好評のイベントで、約70人の方に参加していただきました。
今回も個性豊かな3人の方にお話をうかがいました。

あったかトーク
1人目の奥山英登さん(クジャク舎・教育担当)は、以前に担当されていたサル舎についてのお話でした。
予定していた「ワオキツネザルとぼく」というテーマが「動物園飼育員に動物嗜好はあるのか ~ある動物園でのケーススタディ~」に変更されてスタートしました。

データを元に検証を重ねていく展開に「何だか論文発表みたいでカッチカチの内容かな?」と思っていたら...奥山さんのパワフルなプレゼンテーションは、いつしか限りないワオキツネザルに対する愛に溢れたものに変化していきました。

たった2頭の飼育から現在の多頭飼育に到るまでの奮闘が、個性のあるワオキツネザル達と奥山さんの登場するヒューマンドラマの様にも感じられました。

『僕たち飼育員がボヘーッと過ごした一年は、動物達の何年になるだろうか』 これは飼育員ではない私たちにも考えさせられる一言でした。

あったかトーク



2人目の大内章広さん(ホッキョクグマ・ワシ・タカ担当)も、以前に担当されていたオランウータン舎についてのお話でした。
「オランウータンとともに」というテーマは、オランウータン研究の第一人者である女性研究者、ビルーテ・ガルディカスさんの著書より拝借したということです。

お話の中では、オランウータンと共に過ごした日々を「事件簿」という形で動画を交えながら紹介していただきました。
クスッと笑えたりドキッとするエピソードの中で、大内さんが飼育員として成長していく転機が訪れた事を聞かせていただきました。

それは、オランウータンの成長を見守りながら大内さん自身が「飼育員」という立場を超え、「オランウータン家族の一員」になっていくという、悲喜こもごもの触れ合い物語であったようにも思います。
中には思い出すのも辛い「モモ」との悲しい別れのお話もあり、参加された方も涙ぐんでいらっしゃいました。

あったかトーク



3人目の中田真一さん(きりん舎・飼育担当・旭山動物園主査)は「どうぶつひっこし物語」として、旭山動物園の変化と切っても切り離せない「動物達の引越し事情」をテーマにお話していただきました。

次々と登場する新施設。それは動物本来の能力を垣間見ることの出来る素晴らしい物です。
しかし動物達にとってみれば、住み慣れた環境から未知の世界へ連れ出されるという「恐怖」であり、必死の抵抗をするのは当然の事と言えます。

では、飼育員さん達は如何にしてそんな彼らを引越しさせるのか?
小さな個体から大きな個体まで、それぞれの動物に応じて編み出された様々なテクニックが紹介されました。
頭脳プレーや力技で動物達を引越しさせる様は、思わず笑ってしまう展開になる事もあるのでした。

以前に放送されたTVドラマの元にもなった、老カバ「ザブコ」の引越しエピソードも紹介されました。
動物達を引越しさせるという事は、飼育員さん達にとっては非常に緊張する事であり、時に難しい判断を迫られるのだと言う事が分かりました。

あったかトーク



それぞれのお話を聞くだけでなく、質疑応答の時間に出てきたお話にも非常に興味深い内容がありました。
「名前のある動物と、そうでない動物との違いは?」
何気ない質問ですが、この答えから動物達に対する考え方や想いが語られたのでした...。

月並みですが...話を聞けた人にしか面白さが伝わらないのが残念!

とはいえ、ある程度の内容は夏季発行の「旭山動物園くらぶ会報"Zooっと一緒"74号」にてご紹介いたします!
会員の皆様...乞うご期待です!!
会員じゃない皆様...入会をお待ちしております!!!
(^-゜)b"
投稿者:旭山動物園くらぶ

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